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6月の雨音 - 2014.06.19 Thu

6月の雨音を聞きながら書店への散歩。

気になる本を書店で見かけました。
『ズボンをはいた雲』 マヤコフスキー著 土曜社
マヤコフスキーは1893年、グルジアのバグダジ村に生まれ、
ロシア未来派の詩人。

『シルトの岸辺』 ジュリアン・グラック著 岩波書店
ジュリアン・グラック(1910‐2007)は20世紀フランス文学において
特異な存在感を誇る。






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どんな時も。 - 2013.11.20 Wed

一年を振り返る時がそろそろと近づく。
本が好きな者にとって
楽しいときも
哀しいときも
淋しいときも
つらいときも
いつも本屋さんを訪れると
心に寄り添ってくれていたと。
そんな気持ち。

本ではなく本屋さんという場所。
心のとまり木みたいな。





『暮らしの哲学』  ロジェ=ポル・ドロワ著  鈴木 邑=編 - 2013.08.28 Wed

暮らしの哲学の目的は
「ちょっとしたきっかけをつくる」こと
とある。

何かをすること、
何かを言うこと、
何かを夢見ること、
驚きを与えてくれることや問題の核心に
気づかせてくれる何かに出会うこと、らしい。

そこから哲学的な発見が生まれることは
たくさんあるとのこと。

101の例が説明されている。
実際にやってみるようにできている。

例えば
№39「書店をぶらつく」
効果 誘惑されそうになる
所要時間 2、3時間
用意するもの 数軒の書店

大事なことは、身体ごと書店に入り
まわりを背表紙に囲まれること。
本の表題が、著者が、登場人物が
訴えかけてくるような気がするとのこと。
あなたの気を惹こうと、声をかけてくる。
身を投げ出す書物が熱い吐息を放つ。

印刷されたひとつひとつの物語は娼婦。
客の気を惹き、
通りがかった魂を捕まえ
しばらく一緒に過ごそうとする。
もっとも、芸術とは全般的にそういうもの
とのこと。

以前に読んだ本で
芸術家たちは隠したくても隠しきれない
淫靡で官能的な感情を実は隠すのではなく、
表現したくてたまらなく
そのエロスをどのようにカッコ良く表現できるか
孤軍奮闘していたのだと感じたことがあった。


惑わされる感覚は
非日常であり
日常と思っていた書店への寄り道は
非日常への入り口であったのである。
と気づく私。




『12星座の恋物語』 角田光代&鏡リュウジ  新潮文庫 - 2013.07.23 Tue

占星術では12パターンで分類される星座。
わたしは水瓶座である。

水瓶座の恋物語の一文の中に

「人の数だけしあわせの定義があり、人の数だけ恋愛の種類がある。
世の中には、
自分のものではない言葉、
自分のものではない正解、
自分のものではない定義
で満ちています。
どこかのだれかが勝手に決めた幸福なり恋愛なりを
自分にあてはめようとしても、
苦しいだけなんですね。
私たちは、幸福や恋愛や友情や、
その他もっとこまごましたいろんなことの、
自分だけの正解をさがし求めている。
それが生きていくということなのかもしれないと、
少し大げさに考えたりしています。」

「風変りくん 水瓶座の彼」の章での一文。
会わなくなって十年の月日を経て、
彼の誕生日に向けて書いた手紙。


自分だけの正解をさがし求めている、皆それぞれの人生で。
私の正解があるように、
他の誰かの正解とも共存して生きていく。大切に。



『話の終わり 』 リディア・デイヴィス 著   作品社 - 2013.05.16 Thu

「思い出の中では物事は私にちょうどいいスピードでしか進まない」
と語る「私」が思い出を綴る小説を
私も読み進んで心地良い速さと
思い始めてきたら
「私」の思い出が
私自身の思い出かもと錯覚しはじめる。

思い出は「思い出」と呼ばれる時から、
スピード、ストーリー、共に
ちょうどいいものに変化していくのかもしれない。
自分の心の中で彩られ、色鮮やかであったものは
セピア色に柔らかさを増し、
「哀しい気持ち」と「嬉しい気持ち」が混ざりあい
切なくなるように。

思い出は
事実をそのまま大切に持ち続けるものではなく
心の中で変化させていくものなのであろう。






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