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「自省録」 マルクス・アウレーリウス著 神谷美恵子 訳  岩波文庫 - 2012.06.27 Wed

マルクス・アウレーリウスは西暦121年4月26日に
ローマで生まれたそうです。

マルクス・アウレーリウスが内省して紡ぎ出した言葉は、
古来数知れぬ人々の心の糧となってきたそうです。
わたしの場合、1日を振り返り反省してノートに書き込んだとしても
反省というよりも愚痴になってしまったり、
もう疲れすぎた時は、動物園で見たあのコアラになってしまいたいと書いたりして
もはやわけのわからない事を書いてしまいそうです。

この本は昭和23年に神谷美恵子さんが訳されています。
「生きがいについて」をはじめとする
幾多の著述のある精神科医で思想家の方です。
若き日にマルクス・アウレーリウスの
この『自省録』に出会い深く傾倒したとのことです。
マルクス・アウレーリウスは大ローマ帝国の皇帝という地位にあって
公務を忠実に果たしながら彼の心はつねに内に向かって沈潜して、
哲学的思索を生命として生きていて、
折にふれ心にうかぶ感慨や思想や自省自戒の言葉などを
書きとめておく習慣があったそうです。

宮廷においてつづられ、あるいは遠く北境の陣営において
記されたものだそうです。
原題「自分自身」に示すとおり元来ひとに読ませるつもりで
書いたものではないらしいのです。
古今を通じて多くの人々の心の糧となった理由は
「生を享けた者の中でもっとも高貴な魂」が
息づいているからとのこと。

目次に第一巻から第十二巻とあります。

第五巻

一、 明け方に起きにくいときには、
つぎの思いを念頭に用意しておくがよい。
「人間のつとめを果たすために私は起きるのだ。」
自分がそのために生まれ、そのためにこの世にきた役目をしに行くのを、
まだぶつぶついっているのか。それとも自分という人間は
夜具の中にもぐりこんで身を温めているために創られたのか。
「だってこのほうが心地よいもの。」では君は心地よい思いをするために生まれたのか、
いったい全体君は物事を受身に経験するために生まれたのか、
それとも行動するために生まれたのか。
小さな草木や小鳥や蟻や蜘蛛や蜜蜂までがおのがつとめにいそしみ、
それぞれ自己の分を果たして宇宙の秩序を形作っているのを見ないのか。

という言葉があります。

正しい反省の仕方とはこのような事をいうのですね。
「君」とはマルクス・アウレーリウス自身だとすれば
大ローマ帝国の皇帝でもこのような自省の言葉を残していることに
少しほっとして、また西暦121年から180年に生きた方の
おっしゃることなら素直に聞けるところがあります(^^)。





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